3 Hibernateの利用

本章では、Hibernateを利用して、テーブルにデータを登録する方法、テーブルのデータを取得する方法について述べられています。
データを新規登録する場合は、Javaのオブジェクトを生成して、それをHibernateが提供するsessionのsaveメソッドに渡してやるだけで、それを実現することができます。わたわざInsert文を書いて、bindにオブジェクトの内容を束縛してやる必要がありません。純粋に素晴らしいと思いました。
また、データを取得する場合の例として、HQLのいくつかの書き方が挙げられていました。このあたりについては、最も興味があるところなので、しっかりと学んでいけたら良いなと思っています。本章の例では、from句でJavaのクラスを指定したり、where句でもそのクラスの変数をそのまま指定することができるという点がわかりました。DBのテーブル名やカラム名を指定しなくても良いという概念は、慣れるまで時間がかかりそうですが、これについても面白いやり方だなと思いました。
その他、オブジェクトの変数を一部を変更してsession.flush()を実行してみたり、session.delete()に適当なオブジェクトを渡してみたりしてみました。本章の中で、「Hibernateマッピングされたオブジェクトのライフサイクルや、ライフサイクルとセッションとの関係」をしっかりと理解しておくことが重要だと述べられています。これまでの例だけでは、一時オブジェクトと永続オブジェクトの振る舞いや状態の違いについて、具体的なイメージを持つことができませんが、このあたりにも注目しながら、後続の章に取り組んでいきたいと思っています。