読了

第四章の「e-ラーニングシステムを作ろう」は、Springを利用したリッチクライアント型のアプリケーションのサンプルが掲載されていましたが、Swingの知識がほとんど皆無だったので、読み流す程度にしました。デザインパターンのComposite PatternやCommand Patternを使ったクラス設計など、勉強になった側面もありましたが、リッチクライアントのビューに関わるコードや設定ファイルが多く、そのあたりについては深追いしませんでした。
これで、SuperSampleのSpring版を一読し終えました。約10日間の付き合いでしたが、読んだ過程を書き残すという形式で勉強したのは、SICP以外ではこれが初めてで、非常に良い経験をすることができました。やはり、ただ読むだけでなく、読んだ結果を自分なりに文章化してみる、ということをやることによって、前へ進んでいる感を得ることができますし、注意深く読むような心がけを持つことができるみたいです。本書には、完璧に動くサンプルが掲載されていたため、自分でコードを書く、という作業を行うことはほとんどありませんでしたが、全く知らないことを学ぶための最初のステップとしては、これも良い方法なのではとも感じました。実際にSpringを利用して何かを作ったり、Springの内部構造がどうなっているのかをCodeReadingしたり、という作業は、来月あたりから着手しようと思っています。その前に、本書でも登場したHibernateStrutsについて、今はほとんど皆無である知識を埋めていきたいと考えています。